2010年5月31日月曜日

Jaga Jazzist "One-Armed Bandit"

今年、もっともフジロックで見るべきバンド!

9人組のFuturisticなノルウェー出身の9人組のジャズバンド。
ぼーっとしている間に二月の来日公演も見逃した(涙)。すごく良かったらしい。そらそーだろぅ。

"片腕の強盗"。でもこのサクランボなジャケット。


ジャケで損している感がアリアリだが、中身は本当に最高。

控えめに言っても、これまでに聴いた今年発売の盤の中で一番良かった。

テクノもジャズもアフロも飲み込んで、聴いたことのない領域に辿りついてる。

2曲目-ビッグバンド的なホーンアレンジと、ディズニー的な電子音が、テンポまでぐりぐりコントロールして、でも整理整頓されて押し寄せる。(4分10秒過ぎ必聴)

3曲目-暴れん坊のトータスというか、シンプルなメロディーと複雑なポリリズム。図形的にレイアウトされたサウンドデザイン。ぞくぞくする。

5曲目-スティーブ・ライヒなイントロから徐々にアフロ化して、伊福部昭に化ける。ゴジラがやってくる。

エイフェックス・ツインの楽器を借りたトータスがギル・エヴァンスとセッションしているよう。

目に見える統率感と創意工夫。(ドラマーの顔がよい(笑))

こりゃー、楽しみになってきたよ。

2010年5月23日日曜日

Deathabalone デスアバロン

会社の若者がギタリストを務めるデスメタルバンド!


iTunesで売っている!!!という衝撃の情報を得て、早速二曲買ってみました。

地味キャラながらも会社では優秀なSくんですが、バンドではさらにいい仕事をしていたとは(笑)。

隣は何をする人ぞ。


といっても、最初は彼がバンドやっていることだけ知っていても、僕にバンド名も教えてくれず、
なかなかうちとけてくれねーなー(涙)、とか思っていたのですが、ようやく教えてくれました。

ギターはメロディックだし、ソロもなかなか良い。ギタリストは二人ともソロが取れる。
 ドラムはメタルの基本に忠実で、2×バスドラをドコドコだし、なかなかいい演奏をしています。

ボーカリストは女性?デス声でボゲゲボ言ってるので、性別が曖昧(笑)です。

メタルを聴いてると、ヘッドバンギングをするために首筋を鍛えるほどに血気盛んだった高校生に戻ったような気分になります。

戻りたくないけど(笑)!

2010年5月5日水曜日

Robert Glasper "Double Booked"

今どきに目配りをした、バランスの取れたピアノトリオ。



ベースになっているのはピアノトリオなんだけど、ボーカルが入ったり(Bilal)、オートチューンのコーラスがあったり、Mos Defがゲストでコメントしていたり、人選だけでもブラックミュージック最前線の一人であることが分かる。

弾きすぎない。

ビートはジャズ*ジャズしていないし、小難しくないし、R&B的な曲もあったりするし、テーマも分かりやすいし、普通に聴けて普通に格好良い。

何気にAbdullah Ibrahimなところもあって、郷愁を誘うメロにやられそうになる瞬間もあり。

#9の"Festival"が10分あるけど、ドラマチックな展開で聴ける。結構好き。

Bilalの歌う#11"All Matter"が美しい。ファンの作ったビデオがまた愛情の感じられる逸品。

ルーツが好き、って人には外角高めでストライク、キース好きには外角低めでストライク、という感じ?