2011年5月1日日曜日

Radiohead "The King of Limbs"



僕はRadioheadの熱心なファンではない。

その昔、幕張に彼らのライブを見に行ったら、ステージがホントに人の隙間からも全く見えなくて、頭上のモニターだけ見てるうちに終わった。ドラムを叩く姿をモニターで確認した。

「行けなくなった友達がいるからその分買ってくれない?」なんてきっかけで行ったんだよな、そのあたりも受身な。

新作。


AmazonではじめてMP3で買ってみた。
2回聴いてみた。

このバンドに革新性を求める時期は過ぎたのかもしれない。どこかで聞いた気のする音楽。
(そもそも、Kid Aだって彼らの発明ではない)

悪くないとは思うんだが、どうも作りがのぺっとしていないか?リズムに向けた志が低くないか?
シングルのこれだってもっといい曲になりうる。

一番印象に残ったのがピアノ一本の#6"Codex"ってあたりが象徴的だ。

もう彼らからはロック・アンセムは出てこないのかもしれない。

00年代にパール・ジャムが陥ってしまったように、「大物ではある。新作についてはクォリティーはともかく、出るだけでありがたい。ライブには人は入る。昔の曲は大合唱」、的なポジションになってしまうのかしら。

どうも、この新作の流通をめぐるエトセトラも、チケット・マスターともめ、ライブ盤を出しまくり、地味なアルバムばっかり出していたころのパール・ジャムの印象を思い出すんだよな。。。