僕はRadioheadの熱心なファンではない。
その昔、幕張に彼らのライブを見に行ったら、ステージがホントに人の隙間からも全く見えなくて、頭上のモニターだけ見てるうちに終わった。ドラムを叩く姿をモニターで確認した。
「行けなくなった友達がいるからその分買ってくれない?」なんてきっかけで行ったんだよな、そのあたりも受身な。
新作。
AmazonではじめてMP3で買ってみた。
2回聴いてみた。
このバンドに革新性を求める時期は過ぎたのかもしれない。どこかで聞いた気のする音楽。
(そもそも、Kid Aだって彼らの発明ではない)
悪くないとは思うんだが、どうも作りがのぺっとしていないか?リズムに向けた志が低くないか?
シングルのこれだってもっといい曲になりうる。
一番印象に残ったのがピアノ一本の#6"Codex"ってあたりが象徴的だ。
もう彼らからはロック・アンセムは出てこないのかもしれない。
00年代にパール・ジャムが陥ってしまったように、「大物ではある。新作についてはクォリティーはともかく、出るだけでありがたい。ライブには人は入る。昔の曲は大合唱」、的なポジションになってしまうのかしら。
どうも、この新作の流通をめぐるエトセトラも、チケット・マスターともめ、ライブ盤を出しまくり、地味なアルバムばっかり出していたころのパール・ジャムの印象を思い出すんだよな。。。