こどもつながりでもう一枚。
ティン・パン・アレー。
70年代の荒井由実を支え、いしだあゆみに名盤を作らせ、雪村いづみにも名盤を作らせた、あの彼らですよ。
細野晴臣、鈴木茂、 林立夫、松任谷正隆。鉄板。
(この盤、YMOで忙しかった細野さんは不参加。代わりは後藤次利氏。工藤静香で有名な。)
それが、童謡。78年の作。
センスとテクと恥の文化の共存。
率直でありつつも慎み深く。
さりげなくもきらびやかに。
そんなはずの彼らですが、こんなアルバムの存在、ボクは知らなかったですよ。
存在すらしらなかった。
犬のおまわりさん♪、猫ふんじゃった♪、げんこつやまのたぬきさん♪、大きな栗の木の下で♪、むすんでひらいて♪、などなど、まごうことなき、世代を超えて歌い継がれる真のクラシックたち(笑)。
"犬のおまわりさん"はオブラディ・オブラダだし、"猫ふんじゃった"は♪にゃあにゃあ♪言いっぱなしだし、どの曲にもインパクトがあるけど、全般的に軽くディスコ・ロック調だったり。
(KISSの"I was made for loving you"みたいな)
(KISSの"I was made for loving you"みたいな)
自分の子にチャレンジが楽しみ(笑)。
ちなみにいきさつですが、、、
妻の実家に、ひょろっと、このCDがあるのを発見した時にはめちゃめちゃ驚きました。
この盤をネタに、妻へ「こんな盤があるんだぜー、ティン・パン・アレーの。」と自慢げに話したところ、それを覚えていた妻がお母さんにお願いしてくれて、買ってくれたんです。
言葉がわらしべ長者になって帰ってきてくれたわけで、世の中にはハッピーな何かしらの巡り合わせがあるんだなー、と思います。感謝感謝。
細野さんがいたら、この作品もどんな違った仕上がりになったかしら?!なんて考えてみるのも楽しいですね。
何気に、彼自身が童謡を歌うのはとってもアリだったと思います。フニクリフニクラだって歌ってるし。