2010年2月27日土曜日

電気グルーヴ "Yellow"

そういえば、前作の記憶がなかったので、聴きなおしてみた。

聴いたはずなのに。。。

言葉で刺さったのは "ア.キ.メ.フ.ラ.イ."。

音で刺さったのは"湘南アシッド"、"Area Arena"だった。

"どんだけ the ジャイアント" は、ぱっと聴き単調だが、バスドラの少し上の超低音域で低音のレイヤーを重ねるアレンジで耳に新鮮。

音にはアシッド・ハウスを再訪する意図が明確で("Acid House All Night Long "、"湘南Acid")、そこであらためてジャケットとの意味合いを考えると、タイトルの"Yellow"って、要はTB RESUSCITATIONなのかしら?と思った。

にしても然程の大人気ない悪ふざけはなく、良くも悪くも聞き流せた。

中継ぎ投手が淡々とスリーアウトを取ったという感じ。

※明日は東京マラソンです!

はやく寝なきゃ。

電気グルーヴ "20"

でーんき、ぐるーヴ、にじゅっしゅーうねーん。

変身モノ特撮のテーマソングのようなメロディーが頭から離れない(涙)。

電気とは、進化のない毎度の四畳半的ナンセンス、音の付いたVOWであり、ラジカセで聞くオールナイト・ニッポンなんだと改めて思う。

特に好きだったのはこんなあたり。

「ホースをくわえて、気分を高めるの」、
「ヤバい世界に誘われる 変態便器の天才子役」
「子供用サイズのよそ行きで、受付付近で泣きじゃくる」

本編終了後の滝の一人ネタ、『電話加入権-The Movie-』に大爆笑。

たしかに、-The Movie-って映画のタイトルに何でもつくけど、なんなんだそれ?って感じだよね。

帰ってきたら、夕刊で”猿ロック-The Movie-”の評が載っていた。それだけでまた大笑い。

※音のことを少しだけ書くと、そろそろバスドラの音が古くなってきたかなと。

2010年2月25日木曜日

Pat Metheny "Orchestrion"

Pat Metheny - The Orchestrion

これって何なのだろう。


Orchestrionっていうオーケストラを再現する自動演奏機を使ったソロ?アルバム。

これは過去でありながら未来だ、ってパットも言っているけど、Orchestrionは古くは18世紀からあって、1920年代に全盛期を迎えたらしい。ドイツで。ってのが分かる気がする。

聴きどころは#1のギターと木琴?のユニゾン、後半にエモーショナルに盛り上がる#5 かな。

しかし、このセットで来日する予定だけど、ステージのセットにどれだけかかるんだろうか!?

ギターのフレーズに合わせて、ピアノもシンバルも動く動く。

チェコの人形劇アニメでも見ているようです。

音の感想にならないなぁ、音はいつものメセニー印です。

Dire Straits ""Brothers in Arms - 20th Anniversary Edition"

Dire Straits ""Brothers in Arms - 20th Anniversary Edition"

はじめて聴いてからはや25年。ジャケットに写っているのは時計だと思っていた。。。

30年代のドブロ・ギターだ。

ビットの荒いインベーダー・ゲームみたいな"Money For Nothing"以外にも、聴き所はもちろんギターの音。

マーク・ノップラーのギターを聴いていればよい、というのがDire Straitsではあり、ギターフェチ的には聴いているだけで心地よい。

リマスターで非常に音がよくなっており、さらに心地よい。

ドラムの80年代的なジャストすぎるドラムのドンカマ感と、デッドなスネアも今となってはかわいらしい。

#9のタイトル曲のギターがまた泣ける、とか言っているうちにもう一つ年を取りそう。

(このリマスターが出てからもはや5年!)

2010年2月23日火曜日

Autokratz "Animal"


ロンドン出身の二人組のダンスロックなユニットの一枚目。
Daft PunkというよりはDepeche Modeな感じ。
服装もゴスな感じだし。
フロアな感じはうけなかったなー。
80kidzのリミックスがピアノを上手く使っていて、いちばんよかった。

2010年2月22日月曜日

Date Course Pentagon Royal Garden "Report From Iron Mountain"

Date Course Pentagon Royal Garden "Report From Iron Mountain"

DCPRGをはじめて見たのはTortoiseの前座、@新宿リキッドルームだったか。。。


あのときの菊地さんは髪の毛を振り乱し、指揮の甲斐もないような、勝手に演奏するフリージャズオーケストラを、狂ったように力んで、そして空回りしつつ格好つけて、指揮していたのだ。

指揮者だったから、彼は背中を向けていたわけだけど、客席を振り返ったら、きっと白目だったろう。
赤目かな?

次の日には彼のことを調べ、ブログ(Swim:今は閉鎖)を見つけた。

こんなに面白い文章を、毎日無駄使いしている様に圧倒されて、毎日読んだ。

僕が見た日の菊地さんが、病を潜り抜けて、確信に満ちた超覚醒の状態にあったこともわかった。激しく納得。

(いまだに、あのブログを本にしたら相当圧倒的な書物になるはず、と思う。いびつなバランスと密度。)

いままで、何故かこのスタジオ盤を聴かずに今日まできたわけだけど、印象として、ライブよりも構成とハイライトがしっかりされている印象を受けた。

つまり、Catch22は、このバージョンでは曲として成立していた(笑)。
Sustoをリキッドルームで聞いたとき、大爆笑してしまったことを覚えている。

ゼロ年代を振り返るとき、きっとこのバンドのことを思いだすね!

ちなみに、このアルバムの原典はこれ。

2010年2月21日日曜日

"Athens" Underworld vs the Misterons

これから、今日聴いたアルバムについての日記をつけようと思っております。

"Athens" underworld vs the misterons

アンダーワールドの選曲したコンピ。

アリス・コルトレーン(ジャズ)で静かにはじまり、ソフト・マシーン(ジャズロック)をへて、ローラン・ガルニエ(テクノ)まで持って行く、という。

初めて聴いたような、どこかで聴いたことがあるような。


下北沢にでもありそうな、小さくおされなレコード屋さんの棚のようです。

00年代初頭を思い出します。

この中での一番のオドロキは#11のMiroslav Vitous - New York City。

ジャコの前にWRのベーシストだった、インテリ臭のするベーシストの彼ですが、彼がこんなガラージ・ダンス・クラシックスを造っていたんだと!!!

マジで知りませんでしたが、この曲相当いいです。

原曲はどこに収録なんだろうと思って調べたら、、、

この羽根の生えたVitousのアルバム、見覚えがある。。。

昔アナログを持っていたね。。。京都か神戸で1700円くらいで買った覚えが。(涙)

CD買い直しちゃおうかなー。