2010年3月18日木曜日

荒井由実 "ひこうき雲"

きっかけはこの番組。

細野先生のベースであり、鈴木さんのギターであり、松任谷旦那のピアノであり、というティンパンなところで外れるわけはないんだけどさ。

まずもって、デビューアルバムの一曲目から「死」をテーマにした曲であることに驚く。
名曲だけどさ。
「あの子の命はひこうき雲」(のようにすぐに消えてしまう)
だもんね。

でも、その次の曲、二曲目の「曇り空」が未来の旦那との半デュエットだもんね。
死⇒恋愛⇒再生
の図式が非常に分かりやすく曲順に現れているね。
恋愛で救われた自分。

「きっと言える」の一番のぎこちない歌唱から、二番の感極まったような歌唱に変わるところも聴きどころ。
特別な思いがこもっていたであろうことが分かる。

もちろん、細野さんの
・あるべきところに音符がなく、
・ありそうもないところに音符を置く
ベースプレイによって、平板なフォークにならない深みが出ていることは言わずもがな。

鈴木さんのギターがこんなに効果的であったことをリマスターではじめて知ったよ。

デビュー曲の「返事はいらない」は間奏で唐突にラテン的になるあたりも、まー、売れないなという感じはあるけど(笑)。

まだまだ深読み可能な歴史的一枚。

荒井由美時代に外れなし。

1 件のコメント:

  1. ここんとこダンナと2人カラオケが続いてまして、ダンナがユーミンを歌うんですが、オトコが歌うユーミンはいいんだよね。

    私は最近畠山美由紀にはまっています。

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