これぞフリー・ジャズですよ。
一枚で二曲です。一曲それぞれ二十分超(笑)。
76年のモントルー・ジャズ・フェスティバルでのライブ。音が泣き叫びまくり。
何となく聴き始めてしまったけど、涙の名演で名盤だったよ。
一曲目。アルバート・アイラーの"Ghost"で、坂田明が大怪演。
泣き叫ぶSAXはもちろん、ハナモゲラ語の絶叫も交えつつ、「赤とんぼ」や「St.Thomas」のメロも交えつつ、夕日に向かって(イメージです)、懐かしさの高み(若しくは低み)に回帰していくかのように絶唱してます。
二曲目は山下洋輔の作曲。繰り返しに耐えられる、心に残るテーマ。
彼が熱演。ピアノがガコンガコン言ってる。
きっと本当に力を燃やし尽くした演奏だったのだろうね。
熱演の果てに、坂田明が燃え尽きて灰になっていくのが音で分かる(涙)。
ここまで実況中継的に力尽きていくプロセスが音で分かる演奏ってのははじめて聴いたよ。
また、裏ジャケがよい。
※TVで見た、「山下洋輔トリオ復活祭」@日比谷野音はかなりよかった。
CHIASMA (キアズマ)やGUGANなど、ほかにも名曲あるなと思ったよ。
0 件のコメント:
コメントを投稿